メリット・デメリット

日本の技術を開発途上国に移転し、経済発展の促進を目的としている技能実習制度。この制度を利用して、技能実習生を受け入れている企業も増えています。ここでは、制度を利用する際のメリット・デメリットについてご紹介していきます。

メリット・デメリットを解説

企業が外国からの技能実習生を受け入れることには、さまざまなメリットが挙げられます。このメリットを享受することで企業は事業の活性化、人材確保といった問題を解決できることがあります。ただしデメリットもあるため、きちんと情報をチェックしておきましょう。

メリット1：不足している人材を補填できる

若い労働力を確保するのが難しくなっている、少子高齢化が進む日本。「日本で働きたい」という海外からの技能実習生を受け入れることは、貴重な人材の確保につながるのです。

メリット2：実習生の受け入れで社内が活性化

日本の技術を習得したいという、意欲的な人材が多い技能実習生。こういったエネルギッシュな人材を受け入れることで社内が活性化、従業員のモチベーションアップも期待できます。

メリット3：3～5年間の継続雇用が可能

技能実習生は、3～5年間という決められた期間の間、企業で技術の習得に励むことになります。技能実習には転職がないため、期間内は継続した雇用を実現できるというわけです。

デメリット1：初めはコミュニケーションが難しい

入国前後に日本語研修を受けているとはいえ、最初からスムーズにコミュニケーションをとるのは困難。教えることが多くて大変だった、と感じるケースも少なくありません。

デメリット2：手厚いサポートが必要となる

初めて日本で働く技能実習生は、勝手が分からないこともしばしば。事故がないようしっかりとサポートをする、ミスをフォローする、こまめに声をかけるといった支援が必要となります。

デメリット3：コンプライアンスの見直しが必要となる

技能実習生を受け入れる前には、労働上のトラブルが発生しないよう就業規則を見直す、法規制に反しないようコンプライアンスを見直すといった取り組みが必要となります。

まとめ

デメリットは企業の努力で解消できる！

決してメリットだけではない技能実習生の受け入れですが、デメリットとされる問題については、企業側の努力次第で解決できるという面があります。技能実習制度に精通した監理団体のサポートも利用し、スムーズに技能実習生を受け入れられるようにしましょう。