外国人材の受け入れ制度のひとつである、技能実習「介護」。受け入れている介護事業者も増えており、開発途上国に向けての技術・知識の移転も進んでいる状況です。ここでは、そんな介護分野における技能実習生の作業内容などをご紹介します。
技能実習「介護職種」は、移行対象職種のひとつ。技能実習2号または3号を修了後、最長在留期間5年の特定技能1号へ移行することが可能となりました。介護における技能実習生の業務は、身体上または精神上の障がいがあることによって日常生活に支障がある人に対する、入浴・排泄・食事などの身体上の介助。さらに、これに関連する業務となっています。
介護における技能実習生の必須業務は、身体介護業務と安全衛生業務の2つとなります。身体介護業務では、身支度の介護・移動の介護・食事の介護・入浴および清潔保持の介護・排泄の介護を担当。安全衛生業務では、雇入れ時の安全衛生教育、介護職種における疾病・腰痛予防、福祉用具の使用方法および点検業務、事故防止のための教育、緊急時・事故発見時の対応を担います。
技能実習生の受け入れ方法には「企業単独型」と「団体監理型」の2種類がありますが、介護事業の場合は団体監理型を選択するケースが多め。監理団体に依頼すれば、技能実習生の採用から申請手続きまですべてサポートしてくれるため、海外と接点のない介護事業所であっても技能実習生の受け入れが可能となります。
介護は単純労働ではなく、人とのコミュニケーション、専門的な技術・知識を必要とする職種です。より良い技能実習生を受け入れるには、まず監理団体に介護業界・介護職種に対する知見があるかどうかをチェック。また、教えるべき技能をスムーズに伝達できるよう、母国語相談対応といったサポート体制が整っているかどうかも確認しておくべきです。
監理団体を選ぶ際には、送り出し機関との関係性が適切かどうかも重要なチェックポイント。なかには信頼度の低いブローカーと関係がある、技能実習生から法外な料金を徴収している、裏で賄賂の受け渡しをしている、といった業者も存在します。円滑な採用には監理団体の選定が重要となるため、慎重な見極めを心がけましょう。
※2022年11月10日時点のGoogleで「技能実習生紹介 愛知」と検索して出てきた愛知に本部がある技能実習生紹介組合の中から、技能実習生紹介を専門的に取り扱っており、日本語研修が実施されていることが公式HPに記載されている3組合を応えられるニーズ別に以下基準で選定。
フレンドシップ協同組合:唯一母国語対応の外国人スタッフが24時間365日サポート
三愛友好交流協同組合:全国に紹介対応し、唯一累計5000人以上の実習生を受け入れており、豊富な人材提供ができることを明記(2022年11月時点公式HPより)
GTS:唯一10ヵ国から人材を紹介し、実習生を母国での子会社にて再度雇用するプランを提供