他の産業・業種に比べて、比較的人手が必要とされる繊維産業。技能実習生の受け入れを希望している企業も多いですが、トラブルも多く、注意すべき点がいくつかあります。任せられる職種・作業などと共に見ていきましょう。
繊維・衣服分野における技能実習の対象職種は、紡績運転、織布運転、染色、ニット製品製造、たて編ニット生地製造、婦人子供服製造、紳士服製造、下着類製造、寝具製作、カーペット製造、帆布製品製造、布はく縫製、座席シート縫製の13種類。さらに、22の作業に分類されています。国内の繊維産業における、技能実習生のニーズはかなり高いと言えるでしょう。
参照元:厚生労働省【PDF】「技能実習制度 移行対象職種・作業一覧」(https://www.mhlw.go.jp/content/000932507.pdf)
紡績運転とは、綿状の繊維を解きほぐして夾雑物などを除去し、連続した糸を作る作業。前紡工程・精紡工程・糸巻工程・合ねん糸工程の4つに分かれます。また、準備工程で作られた糸を織機を用いて織物組織にする製織工程、浸染用機械を使って糸・織物・ニットに色をつける染色、仕様書に沿って生地を靴下に仕上げる靴下製造・丸編みニット製造などが具体的な作業例です。
技能実習生を受け入れたいと希望する企業はもちろん、実際の受け入れ人数も多い繊維・衣服業界。母数が多いがゆえに、法令違反などの不正行為もしばしば見られる業種です。こうしたトラブルを防ぐためにも、監理業務をしっかり行う監理団体を選ぶことが大切。不正行為防止への取り組みをしっかり行いましょう。
企業はもちろん、外国人技能実習生からのニーズも高い繊維業界は受け入れ人数が多く、実習生への不正行為が散見されています。不正行為として挙げられるのは、名義貸し、法外な残業、最低賃金や割増料金などの不払い、偽造文書の行使や提供、人権侵害などです。こうした不正行為に関与しないためにも、信頼できる監理団体を選ぶことが重要です。
参照元:法務省【PDF】「平成30年の「不正行為」について」(https://www.moj.go.jp/isa/content/930004426.pdf)
精度の高い作業が求められる、日本の繊維産業。任される仕事のレベルに対して賃金が安いといった不満が生まれやすく、技能実習生のモチベーション維持にも関わります。そのため、技能実習生に対するケアはより一層気を使うべき。企業内での対応はもちろんですが、監理団体のサポート内容もしっかり確認しておきましょう。
※2022年11月10日時点のGoogleで「技能実習生紹介 愛知」と検索して出てきた愛知に本部がある技能実習生紹介組合の中から、技能実習生紹介を専門的に取り扱っており、日本語研修が実施されていることが公式HPに記載されている3組合を応えられるニーズ別に以下基準で選定。
フレンドシップ協同組合:唯一母国語対応の外国人スタッフが24時間365日サポート
三愛友好交流協同組合:全国に紹介対応し、唯一累計5000人以上の実習生を受け入れており、豊富な人材提供ができることを明記(2022年11月時点公式HPより)
GTS:唯一10ヵ国から人材を紹介し、実習生を母国での子会社にて再度雇用するプランを提供