国内の製造業の中でも、就業数の多い食品製造業。オートメーション化が進む業界ではありますが、まだまだ人の手による作業も多く、人手不足が起きている状態です。ここでは、そんな食品製造業における技能実習生の作業・受け入れ方についてまとめてみました。
食品製造業における、技能実習の対象職種は11種類18作業(2022年4月時点)。缶詰巻締、食鳥処理加工業、加熱性水産加工食品製造業、非加熱性水産加工食品製造業、水産練り製品製造、牛豚食肉処理加工業、ハム・ソーセージ・ベーコン製造、パン製造、そう菜製造業、農産物漬物製造業、医療・福祉施設給食製造となっており、さらにその内容は18作業に分類されています。
参照元:厚生労働省【PDF】「技能実習制度 移行対象職種・作業一覧」(https://www.mhlw.go.jp/content/000932507.pdf)
食品製造業において、技能実習生は主に企業の工場などで作業にあたります。缶詰巻締とは、缶詰または缶詰用の空缶に二重巻締法で缶蓋・缶底を接合する作業。巻締計測器による計測作業なども担います。加熱性水産加工食品製造業には、節類製造・加熱乾製品製造・調味加工品製造・くん製品製造があり、生利節・くん製品といった食品の製造に従事します。
食品製造業の業務は多岐にわたるため、11種類18作業に自社の業務内容が該当するかどうか分かりにくいケースがあります。そんなとき頼りになるのが、監理団体です。食品製造の技能実習生の受け入れに実績のある監理団体であれば、該当するかどうかの判別はもちろん、技能実習生の受け入れ業務についても一任することができるでしょう。
公益財団法人 国際人材協力機構(JITCO)が行った技能実習生の労働災害発生調査(2014年度分)によると、全業種の被災者1,241人のうち、食品製造業の被災者は169人であったとのこと。事故の原因は包丁等の道具・用具、台車によるものが非常に多く、ほとんどの実習生が手指にケガを負っています。
入国して日が浅い実習生はもちろん、作業に慣れてきた時期の実習生の指導にも気を配ることが重要です。
参照元:厚生労働省/JITRO【PDF】「食品製造業に従事する技能実習生の安全・健康の確保」(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/0000201289.pdf)
食品製造業にとって、衛生管理は非常に重要ともいえる要素。企業のマニュアルに則って作業着・帽子・マスクなどを正しく着用させ、「なぜそうするのか」といった意味・目的についても十分理解してもらうことが大切です。また、機器設備の危険な部分や、作業内容のどこに注意すべきかについても、しっかり伝達することが必要です。
※2022年11月10日時点のGoogleで「技能実習生紹介 愛知」と検索して出てきた愛知に本部がある技能実習生紹介組合の中から、技能実習生紹介を専門的に取り扱っており、日本語研修が実施されていることが公式HPに記載されている3組合を応えられるニーズ別に以下基準で選定。
フレンドシップ協同組合:唯一母国語対応の外国人スタッフが24時間365日サポート
三愛友好交流協同組合:全国に紹介対応し、唯一累計5000人以上の実習生を受け入れており、豊富な人材提供ができることを明記(2022年11月時点公式HPより)
GTS:唯一10ヵ国から人材を紹介し、実習生を母国での子会社にて再度雇用するプランを提供